お姉さん日記

文章を書く練習として始めました

ノーベル賞受賞、本庶佑先生

 年を重ねるにつれて、やりたいことをやることの難しさを感じる。やりたいことをやるだけなのに、そこには昔よりも色々な問題がくっついてくるからだ。その問題というのは、例えば、お金であったり、時間、周囲の協力や周囲との関わりなど諸々である。そして、これらくっついてきた問題がとても厄介で、この問題達がやりたいという意思をも占領してしまうことがあると感じる。時には、やりたいことがやりたいことではなくなっているだってある。こんなことを感じるようになり、生きにくさと苦しさを感じて悩んでいた状況に、昨日のノーベル賞を受賞した本庶佑先生のコメントは一石を投じたような衝撃と感銘を与えた。

 本庶先生は、研究続けていく指針となる精神は「知りたいことを追求する。できることを追求していくと、一貫性を見失う時が出てくる。何かに迷った時は、常に自分は何が知りたいかを胸に聞くようにしている」と述べてた。このコメントを聞いたとき、「あぁ、それで良いのか。やりたいことを追求することを曲げなくて良いのか」と思った。

 本庶先生の研究は、上記の問題と質や規模は違うとも、様々な問題や壁が生じてきていると思う。しかし先生はその都度、やりたいことを優先し、意思強く研究を続けた。そして、医学界に大きな成果をもたらすという偉大な成果を生み出した。

 この言葉が与えてくれた勇気で、私は今日から一層努力に励めるだろう。感謝と敬意を表して、本庶先生の言葉を胸にしまう。